外交部「北京冬季五輪パラの観客は中国居住者限定」への質問に回答

人民網日本語版 2021年10月01日16:25

9月30日、外交部(外務省)の華春瑩報道官は定例記者会見を行った。

【日本放送協会(NHK)記者】国際オリンピック委員会(IOC)はこのほど、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制の必要性を踏まえて、北京冬季五輪・パラリンピックは海外の観光客にはチケットを販売せず、中国居住者にのみ感染症予防・抑制への要請を満たした上でチケットを販売することを明らかにした。中国はこれをどう見るか。

【華報道官】日本が東京五輪・パラリンピックを開催した時に、海外の観客に東京に来て五輪を見るよう求めただろうか。そうではなかったのではないか。

IOCのバッハ会長はこのほどIOC執行理事会を開催し、2022年北京冬季五輪・パラリンピックの感染症予防・抑制の重要な対策を審議した。新型コロナウイルス感染症の蔓延という不確実性に直面して、北京冬季五輪・パラ組織委員会は協議作業メカニズムを構築し、各方面の関係者と密接なやりとりを重ね、選手や五輪ファミリーなどすべての関係者の生命と健康に対して高度に責任ある態度で、常に安全を最低ラインとして堅守し、感染症の予防・抑制を首位において、安全で予定通りの五輪開催との目標を実現することを目指している。五輪が始まると、海外の各国のみなさんはテレビを通じて競技の素晴らしい様子を見ることが出来る。

日本は東京五輪・パラを成功させたばかりで、五輪・パラを安全に運営するにはどうすればいいか、日本は非常によく理解していると確信する。

先の報道によると、9月29日に、IOCのバッハ会長はIOC執行理事会を開催し、北京冬季五輪・パラは海外の観客にはチケットを販売せず、中国に居住する感染症予防・抑制に関する要請を満たした人にだけチケットを販売することを決定した。

IOCが当日述べたところによると、IOCと国際パラリンピック委員会(IPC)は中国居住者に競技のチケットを販売するとしたことを歓迎している。これにより観客は冬季五輪・パラリンピックのウィンタースポーツを実際にその場で体感することができ、会場には良好なムードが流れ、中国のウィンタースポーツの発展も促進されるだろう。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年10月1日

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