北京冬季五輪が20日、閉幕した。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は閉会式のスピーチで、北京冬季五輪について「真に比類のなき冬季オリンピックだった」と評価した。中国新聞網が伝えた。
バッハ会長は、16日間にわたる選手達の見事な活躍に心からの賛辞を贈り、「オリンピックの団結の力は、皆を引き離そうとする力よりも強い。選手達は平和にとってチャンスをもたらした。皆さんはベストの成績を収めるべく各々努力したが、ライバルがベストの成績を収めることも望み、声援を送った。我々はこれに深く感動した。皆さんは互いを尊重するだけでなく、支え合った。たとえ互いの国が衝突で対立していても、皆さんは抱擁し合った。皆さんはこうした溝を乗り越え、我々がどのような容姿をしていようと、どこの出身であろうと、何を信仰していようと、このオリンピック・ファミリーの中では皆平等であることを証明した」と指摘。
「オリンピック精神がこれほどまでに輝いたのは、中国の人々が見事で安全なオリンピックの舞台を整えてくれたおかげだ。我々は北京冬季五輪組織委員会、中国政府当局、そして全てのパートナーや友人に、最も真摯な謝意を表する。私は世界の最も優れたウインタースポーツの選手達を謹んで代表し、皆さんに感謝する。中国の皆さん、ありがとう。我々がこれほど忘れがたい経験を得ることができたのは、全て親切に歓迎してくれたホスト国、中国の全ての人々のおかげだ。中国のウインタースポーツ参加人口は、すでに3億人余りに上る。中国のウインタースポーツ選手は多大な成功を収め、冬季五輪による影響が良い形で実を結んだ。今回の大会は真に比類なき冬季オリンピックだった。中国がウインタースポーツ大国となることを歓迎する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年2月21日