強い寒気の影響を受け、甘粛省河西地区ではこのほど広い範囲で降雪が観測された。砂漠は純白の雪で覆い尽くされ、敦煌鉄道はその銀世界の中を曲線を描くように走っている。人民網が伝えた。
「大砂漠の新シルクロード」とも言われている敦煌鉄道は、甘粛省酒泉市と青海省海西蒙古族蔵族自治州に位置しており、線路の全長は671キロメートルに及ぶ。
敦煌鉄道の主な役割は、敦煌-格爾木(ゴルムド)間の貨物輸送であり、定期貨物列車として運行され、セメントや石油、鋼材、石炭、各種鉱物原料などの物資輸送を担っている。
定期貨物列車が頻繁に往来するほか、毎週金曜日には、敦煌と蘇乾湖を結ぶ通勤列車57062/57061号が往復しており、同列車も庫姆塔格(クムタグ)砂漠を通り抜ける必要がある。一車両編成のこの「ミニ」列車は、11駅に停車し、その時速やや遅く、252キロメートルの距離を約4時間かけて運行されている。しかし、鉄道駅沿線で働く人々や住民にとっては、通勤や食料供給などの重要な交通手段となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年3月3日