広い宇宙の中で、宇宙機の唯一のエネルギー供給源は太陽だ。中国新聞網が伝えた。
中国は地球観測衛星「陸地探査1号01組A星」の打ち上げから1ヶ月がたった27日、酒泉衛星打ち上げセンターで「陸地探査1号01組B星」を打ち上げた。A星、B星ともに宇宙用太陽電池を搭載した翼を持ち、これは重要な変革であり、中国が衛星用電源システムで国産化の重要な一歩を踏み出した。
中国航天科技集団有限公司第八研究院の陸地探査1号01組衛星用電源システム型式の指揮を行う劉詠暉さんの説明によると、この衛星は長寿命で信頼性が高く、太陽光発電の変換効率が30%以上のヒ化ガリウム太陽電池を使用する。太陽電池の最重要部品であるゲルマニウム基質は、国産化による代替が進められたという。
A星の軌道データを見ると、太陽電池は電力面の性能が優れているだけでなく、力学的な性能にも優れており、衛星の軌道における長寿命の利用というニーズを満たせることがわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年3月1日