チベット暦の新年が近づく中、西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)市堆竜徳慶(トゥールン・デチェン)区古栄鎮栄瑪高標高地生態移転先では、移転した牧民たちが年越し用品を購入し、歌と踊りで祝日を迎えようとしていた。
栄瑪高標高地生態移転先は、西蔵(チベット)初の高標高地生態移転プロジェクトだ。ナクチュ(那曲)市尼瑪県栄瑪郷の人々の生活条件を改善すると同時に、羌塘国家級自然保護区内の野生動物により多くの生存空間を提供するため、政府は2018年6月に千人を超える牧民を平均標高5000メートルのこれまでの居住地から、ラサ市トゥールン・デチェン区古栄鎮栄瑪高標高地生態移転先に移転させた。そして白い壁に赤い屋根を葺いた2階建ての民家266軒が彼らの新居となった。
標高が下がり、生活も改善されただけでなく、栄瑪高標高地生態移転先の1268人の平均所得は昨年1万9000元以上(1元は約18.2円)に達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年3月2日