外交部(外務省)の汪文斌報道官は28日、王毅国務委員兼外交部長(外相)の招待を受けて、インドネシアのルトノ外相、タイのドーン副首相兼外相、フィリピンのロクシン外相、ミャンマーのワナ・マウン・ルイン外相が3月31日から4月3日にかけて、それぞれ訪中することを発表した。
ASEAN4ヶ国外相訪中に対する中国側の考えや期待を記者から質問された汪報道官は、「インドネシア、タイ、フィリピン、ミャンマーの4ヶ国はいずれもASEANの重要なメンバーであり、中国にとっては友好的な近隣国であり、『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設における重要なパートナーだ。新型コロウイルス感染症の感染拡大が始まって以来、中国は柔軟な形でASEAN各国と通常の往来や意思疎通を維持し、新型コロナ対策・経済回復方面における協力を深め続け、共に困難を克服し、発展を図ってきた」と指摘。
そして、「4ヶ国外相の訪中は、中国とASEAN近隣諸国との親密な友好関係、そして各国が中国・ASEAN協力の推進を非常に重視していることを改めて示すものだ。今年は中国とASEANの包括的な戦略的パートナーシップが始動する年であり、中国側は今回の訪問を通じて各国と共に、昨年の中国・ASEAN対話関係構築30周年記念サミットでの成果とコンセンサスをしっかりと実行に移し、グローバル発展イニシアティブの周辺地域における率先的実行を推し進め、平和で、安定して、繁栄し、美しい、友好的な共通の故郷を手を携えて築くことを期待している。また、中国側は各国と現在の地域・国際情勢について踏み込んだ意見交換をして、地域の平和と安定、世界の繁栄と発展に、プラスのエネルギーをさらに多く与えていく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年3月29日