北京オリンピック森林公園では、毎週木曜日と日曜日の午前になると、「きずな」と呼ばれるロープで腕を繋いだ視覚障がい者や聴覚障がい者ランナーと伴走者数十組がランニングしている姿を目にすることができる。伴走者は、障がい者向けの伴走サービスを提供するボランティアプロジェクト「Running in the Dark」のメンバーだ。
「Running in the Dark」の北京支部責任者である賀小雲さんは、「視覚障がい者や聴覚障がい者が外に出るよう励まし、サポートしている。公益組織である『Running in the Dark』では普段から定期的にトレーニング活動を実施している。また、障がい者ランナーが自分に合った伴走者を見つけて、全国のマラソン大会、ひいては国際大会に出場できるようサポートしている。健常者と同じように一般的なスポーツができるようにサポートすることで、障がい者は社会に溶け込むことができる。私たちはその架け橋のような存在だ」と説明する。
「Running in the Dark」の北京支部は、2019年10月に設立され、さまざまな業界から参加するボランティア500人以上が在籍。最年少はわずか7歳、最高齢は73歳という。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月20日