在大阪中国総領事館が盆栽触れ合いデーを開催し、中日の民間交流を促進

人民網日本語版 2022年06月15日15:36

6月10日、「盆栽触れ合いDAY」で挨拶する薛剣総領事(右)と、盆栽で使う石を見せる小林國雄氏(左)。(撮影・呉穎)

在大阪中国総領事館と春花園BONSAI美術館の共催による中日盆栽文化交流・体験イベント「盆栽触れ合いDAY」が、このほど大阪の万博記念公園で開催された。同総領事館の薛剣総領事は挨拶で「中日国交正常化から今年で50年になる。中日共通の盆栽文化の体験を通じて、双方の理解と友情を増進し、中日民間交流の良い方向への発展が後押しされ続けることを希望する」と述べた。

薛総領事は「盆栽芸術は中国の唐代に始まり、後に日本に伝わった。両国の盆栽芸術は長い歴史の中でそれぞれ発展を遂げ、各々特色があり、世界的に名声を博しており、盆栽文化は中日の文化的交流と相互参考の大きな象徴でもあると言える」と指摘。

「中日友好は大勢の赴くところ、人心の向かうところである。中日友好に資することなら、どんなに小さな事でも、地に足をつけて一つ一つやっていけば、必ず次第に積み重なって勢いを成し、大局を動かす大きな力にすることができるだろう。日本の友人達がこのイベントを契機に、さらに中国に近づき、中国文化に親しみ、中日民間事業に積極的に身を投じて、両国関係の改善と発展に前向きな力を捧げることを希望する」と述べた。

6月10日、盆栽作りを体験する薛剣総領事(左)と中日友好関係者。(主催者提供)

会場には、1970年に大阪万博が開催された万博記念公園が選ばれた。薛総領事は「3年後に再び大阪で万博が開催され、中国も出展する。我々は、中日の盆栽専門家が交流を深め、万博開催時に中日共同創作の盆栽作品を出展することで、中日共通の伝統文化の記憶をさらに呼び覚まし、活性化して、中日を含む世界各国の来場客に東洋文化の独特の美を展示することを目指すよう、心より期待する」と述べた。

溝畑宏・大阪観光局理事長は挨拶で「日中両国の共有する盆栽文化を切り口に、両国の文化・芸術及び民間交流に着眼することで日中国交正常化50周年を記念する今回のイベントは、独特の風格を備えるものと言える」と指摘。また、新型コロナの収束後には、来日して大阪を訪れ、日本文化の独特の魅力を体験する中国人観光客が増えることに対する期待を表明した。

6月10日、在大阪中国総領事館の開催した中日盆栽文化交流体験イベント「盆栽触れ合いDAY」。(主催者提供)

同日会場では、日本の盆栽の大家である小林國雄氏による素晴らしい知識講座が開かれた。参加者は盆栽づくりを体験しただけでなく、その歴史的発展、芸術性、魅力、中日両国の広範な文化交流などについて、熱心に語り合った。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年6月15日

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