中国外交部(外務省)の7日の定例記者会見で、趙立堅報道官が東アジア協力高級実務者会議に関する質問に答えた。
【記者】近く開催される東アジア協力関連の高級実務者会議に、中国は何を期待するか。
【趙報道官】6月8、9日両日にASEANプラス3(中日韓)、東アジアサミット(EAS)、ASEAN地域フォーラム(ARF)の高級実務者会議がオンライン形式で開かれ、昨年の一連の首脳会議の成果の実行と各メカニズムの今後の発展について話し合い、関心を共有する国際・地域問題について意見を交換する。
昨年末以来、中国はASEAN諸国と対話関係構築30周年記念サミットの成果の実行を積極的に推し進め、友好協力を深め続け、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が発効し、順調に実施されてきた。各加盟間の貿易は急速に増加し、地域経済の統合が進み続けている。これと同時に、世界が依然として新型コロナウイルスのパンデミックの暗雲から抜け出せず、国際・地域情勢が激しく変化する中、東アジア地域協力も複雑で厳しい試練に直面している。
中国は今回の一連の会議で地域諸国の団結と協力、共に試練を立ち向かう共通認識をさらに強化し、東アジア協力の正しい方向性を把握し、新型コロナ後の回復と持続可能な発展に焦点を合わせ、各分野の実務協力を深め続け、東アジア協力関連の一連の首脳会議と外相会議のために成果を積み重ね、地域の平和・発展・繁栄に一層貢献することを期待している。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年6月8日