中国海軍が装備体系構築を加速、国産新世代軍艦が遠洋の大海原へ

人民網日本語版 2022年07月13日14:35
中国海軍が装備体系構築を加速、国産新世代軍艦が遠洋の大海原へ
試験訓練中の空母「山東」

6月17日、中国が完全に独自に設計・建造した初のカタパルト搭載空母「福建」(艦番号「18」)が進水した。艦番号「16」の中国初の空母「遼寧」は現在、荒波を突き進み、大洋を駆け巡っている。艦番号「17」の中国初の国産空母「山東」は現在、静かに埠頭に停泊し、出航命令を待っている。この10年で、中国海軍の空母は「三銃士」時代に突入した。解放軍報が伝えた。

この10年で、中国海軍は国産の新世代軍艦を立て続けに進水させて、戦闘力の形成を加速した。中国海軍は装備体系の構築を加速し、体系の統合と編制の最適化を進め、逐次的発展から融合的同時推進へ、点状の蓄積から体系的ブレイクスルーへの転換を加速し、現代化への疾駆を加速した。

国産の空母、強襲揚陸艦、新型戦略原潜、大型護衛駆逐艦、総合補給艦が立て続けに就役し、「南昌」と「拉薩(ラサ)」という1万トン級大型駆逐艦が就役したことで、大型艦艇の全体設計、情報統合、組立、建造などにおける一連の主要技術においてブレイクスルーを遂げた。また、「長征18号」「大連」「海南」の3つの主力軍艦が立て続けに引き渡され、就役し、中国製の艦船が遠洋の大海原を駆け巡っている。

新しい時代、新しい航程。習近平国家主席は中国海軍の建設を非常に重視しており、「中国海軍を世界一流の海軍にすべく努力する」よう指示した。

2015年春、海軍の艦艇「臨沂」「濰坊」「微山湖」がイエメンに駆けつけて、中国人600人余りを無事退避させた。中国海軍の艦艇が外国の港に停泊して、中国側人員の退避任務を直接遂行したのはこれが初めてであり、海外における中国の国益を軍が守る革新的実践でもあった。

2021年、中露両国海軍の艦艇10隻が艦載ヘリ6機を搭載して合同艦隊を組み、日本海を横断し、津軽海峡を通過し、東進して西太平洋に進入した後、南下を続けた。「南昌」など新型艦が国外で合同演習に参加したのはこれが初めてであり、両国が合同海上巡航を組織・実施したのも初めてであった。

2022年1月31日、ドック型揚陸艦「五指山」と総合補給艦「査干湖」からなる中国海軍の艦艇編隊が、中国からトンガへの救援物資の第2陣を積載して出航した。同編隊は旧暦の大晦日(2022年は1月31日)に出航し、5200海里以上を連続航行。元宵節(旧暦1月15日、今年は2月15日)にトンガに到着して、1400トン余りの災害救援物資を無事引き渡した。

新型軍艦の航跡が延伸し続け、中国海軍の遠洋防衛作戦の装備体系の発展が加速するに従い、多様な総合作戦能力が大幅に強化されている。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年7月11日

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