中国人民解放軍東部戦区は5日、計画に基づいて、引き続き台湾島の北部、南西部、東部の海空域で実戦を想定した演習を実施し、戦区の部隊の共同作戦能力を確認し向上させた。新華社が伝えた。
東部戦区の海軍の駆逐艦約10隻が台湾島周辺の海域で共同での封鎖・コントロールを展開し、昼夜間の対地攻撃、総合的な攻撃と防衛、共同での対潜水艦戦のシミュレーションなどの実戦を想定した演習を連続して実施し、駆逐艦の核心的な作戦能力を向上させた。複数の護衛艦、ミサイル艇、複数の移動式地対艦ミサイルシステムの照準器が海上の重要なターゲットを捉え、突撃のシミュレーションを行った。
東部戦区の空軍は複数回にわたり、戦闘機、爆撃機、早期警戒管制機、電子偵察機など複数の軍用機が台湾島周辺で偵察飛行と警告、制空権確保の作戦、援護・航空支援、空中戦といった実戦を想定した演習の任務を実施した。東部戦区の陸軍は長距離ミサイルやロケット軍の通常ミサイル任務を担う部隊が引き続き臨戦態勢にあり、支援と連携作戦の任務を遂行している。
それぞれの任務を担う部隊が高度警戒態勢を常に維持し、あらゆる突発的な状況にいつでも対応できるよう準備を整えている。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年8月6日