祖国統一を実現する中国の政府と国民の決意は盤石

人民網日本語版 2022年08月03日16:49

ペロシ米下院議長は中国側の強い反対と厳正な申し入れを顧みず、中国の台湾地区を訪問したことで、「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定への重大な違反を犯し、中米関係の政治的な基礎に深刻な打撃を与え、中国の主権及び領土的一体性を深刻に侵害し、台湾海峡の平和と安定を深刻に破壊し、「台湾独立」分裂勢力に深刻に誤ったシグナルを発した。これに対する中国の断固とした対抗は合理的かつ合法的であり、筋の通ったものだ。これによって生じる全ての深刻な結末の責任は、米側及び「台湾独立」分裂勢力が負うべきである。

中米の外交関係樹立に関する共同コミュニケは「米国は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。この範囲内で、米国民は、台湾の人々と文化、商業その他の非公式な関係を維持する」と明確に指摘した。米議会は米国政府を構成する一部であり、米国政府の大統領権限継承順位第2位であるペロシ下院議長が、米国政府の「一つの中国」政策を厳格に遵守し、中国側に対する米側の約束を厳格に恪守するのは当然である。しかし、米側は言動が一致せず、信義誠実のかけらもない。米側は、米国の「一つの中国」政策に変更はなく、変更することもなく、「台湾独立」を支持しないことを再確認した。だが、ペロシ下院議長が頑なに中国の台湾地区を訪問し、米側の政治的約束を過去のものにしたことで、国際社会は台湾海峡の現状を変更し、中米関係を破壊し、地域の平和と安定を損ない、国際秩序を破壊しているのが一体誰なのかを、一層明確に認識することとなった。

ペロシ下院議長が中国の台湾地区を訪問したことは、「一つの中国」原則をねじ曲げ、空洞化させる、新たな危険行為である。ここしばらく、米国政府は台湾問題に関して間違った言動を繰り返し、米国と台湾地区の間の公式な交流のレベルを引き上げてきた。米国の政府や世論からは、ペロシ下院議長が中国の台湾地区を訪問することで、台湾海峡情勢に重大なリスクがもたらされ、中米関係に深刻な打撃を与えるとの声が挙がっていたが、それでも米側は最終的にペロシ下院議長の深刻に誤った行為にゴーサインを出した。米側は、「台湾海峡の安定維持」や「台湾海峡の現状維持」、「米中関係にガードレールを敷く」と口では言う一方で、ペロシ下院議長が中国の台湾地区を訪問することを許し、台湾海峡に波風を起こし、中米関係に新たな深刻な困難をもたらした。これは、米側の真の目的が「台湾カード」を切り、「台湾を利用して中国を牽制」し、中国の発展を抑えつけることであることを証明するだけである。

中国にとって「一つの中国」原則は、どの国との関係発展においても前提条件であり基礎であり、一線を越える行為は断じて許さない。台湾問題は中国の国家主権と領土的一体性に関わり、中国の核心的利益に関わり、中米関係における最も重要かつ敏感な核心的問題だ。米側の「台湾を利用した中国牽制」の激化は、台湾海峡情勢を一層の緊張へと押しやるものであり、重い代償を払うことになるのは必至だ。

台湾問題の歴史的経緯は明白であり、両岸が同じく一つの中国に属すという事実と現状は明確だ。台湾の民進党当局は中華民族の根本的利益と台湾民衆の幸福を顧みず、外部勢力の駒となることに甘んじることで、「米国に頼り独立を謀る」その危険な企てを存分に露呈した。統一は歴史の大勢であり、正しい道である。「台湾独立」は歴史への逆流であり、破滅への道である。祖国統一という歴史の大勢の前では、「独立」を図るいかなる企ても失敗する運命にある。

祖国は統一しなければならないし、必ず統一する。我々は祖国統一実現の時機と勢いを、しっかりと掌握している。祖国統一を実現する中国の政府と人民の決意は盤石であり、いかなる者、いかなる勢力、いかなる国もこれを変えることはできない。我々は、外部勢力による干渉や「台湾独立」の切り離しに断固として反対し、いかなる形の「台湾独立」勢力にも、いかなる余地も断じて残さない。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月3日

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