中華日本学会年次総会、中日関係の未来を学者が議論

人民網日本語版 2022年08月19日15:22
中華日本学会年次総会、中日関係の未来を学者が議論
18日に北京大学で開催された中華日本学会2022年度年次総会ならびに「国交正常化50周年:中日関係の回顧と展望」学術シンポジウム(撮影・黄静雯)

中華日本学会2022年度年次総会ならびに「国交正常化50周年:中日関係の回顧と展望」学術シンポジウムが18日、北京大学で開催された。学者らは政治、外交、安全保障、経済、社会、文化分野における両国の変遷を整理することで、中日関係の初心に立ち返り、中日関係の未来について議論した。中国新聞網が伝えた。

中日友好協会常務副会長で前駐日大使の程永華氏はスピーチで、「中日国交正常化50周年は両国関係の発展における重要な一里塚だ。現在、国際情勢は動揺が激化し、中日関係は複雑で厳しい試練に直面し、歴史の岐路に立っている。それでも中日両国は平和的発展という時代の基調に沿い、努力して意思疎通を行い、認識の溝を乗り越え、問題や障害を克服して、平和・友好、協力・ウィンウィンという両国関係の新たな章を記すことを目指すべきだ」と指摘した。

中華日本学会会長の高洪氏は「国際情勢と中日関係が激変する中、当学会は非凡な1年を歩んできた。中日関係が複雑な状況にある中、なおさらに両国関係の現状について踏み込んで包括的に議論し、建設的な対処案を示して、両国関係の将来をより積極的で健全なものにしていく必要がある」とした。

駐米大使や駐日大使を歴任した中国人民外交学会理事会顧問の崔天凱氏は「現在中日関係の直面する波瀾と起伏は、過去百年間なかった世界情勢の大きな変化の重要な特徴を反映しており、中華民族の偉大な復興が国際的に経なければならない歴史的段階であり、この過程において各方面は重要な戦略的選択に直面している。中国は戦略的揺るぎなさを保ち、正しい戦略的方向性を堅持するべきだ」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月19日

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