
日本の政界の要人による最近の靖国神社関連のネガティブな動きについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は15日の定例記者会見で、「中国側はすでに外交ルートを通じて日本側に厳正な申し入れを行い、厳正な立場を表明した。歴史の教訓を真剣に汲み取り、軍国主義と徹底的に決別するよう日本側に促す」と述べた。新華社が伝えた。
汪報道官は「靖国神社は日本軍国主義の発動した対外侵略戦争の精神的な道具及び象徴であり、第二次世界大戦のA級戦犯を祀っている。靖国神社問題関連の日本政界要人のネガティブな動きは、歴史問題の扱いにおける日本側の誤った姿勢を改めて反映するものであり、中国側はすでに外交ルートを通じて日本側に厳正な申し入れを行い、厳正な立場を表明した」と説明。
「日本の敗戦と無条件降伏の発表から8月15日で77年になる。77年前、中国人民は世界の人々とともに、日本軍国主義の侵略者とファシズムを打ち負かし、正義が悪に打ち勝ち、光明が暗黒に打ち勝ち、進歩が反動に打ち勝つ偉大な勝利を得た。この偉大な勝利は、中華民族と人類の正義の事業の歴史に永遠に銘記される」とした。
汪報道官は「歴史を直視し、深く反省することは、戦後日本がアジア近隣諸国と正常な関係を回復し、発展させるために必要な前提条件だった。しかし、しばらく前から、日本の一部の政治家は、さまざまな手段で頻繁に侵略の歴史を歪曲し、美化し、台湾を中国に返還することを明確に定めたカイロ宣言など重要な法的文書に公然と違反してきた。これは世界反ファシズム戦争勝利の成果と戦後の国際秩序に対する重大な挑発であり、平和を愛し、正義を主張する全ての人々にとって承知できないことだ」と指摘。
「歴史の流れに逆行する者は、必ずや再び道を誤る。日本は平和的発展路線を堅持してこそ、自らの正しい位置付けを見出すことができる。中国側は日本側に対して、アジア近隣諸国と国際社会の信用をさらに失うことのないよう、歴史の教訓を真剣に汲み取り、軍国主義と徹底的に決別するよう促す」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年8月16日
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