7月8日、中国福建省の泉州市政府弁公室(外事弁公室)、泉州市教育局と、日本沖縄県の浦添市教育委員会が、中国泉州市・日本浦添市少年児童友好交流イベントを共同で開催した。泉州市晋光小学校と浦添市沢岻小学校の教員と児童らがオンラインで一堂に会し、友情を深めた。
泉州市の陳小輝副市長と浦添市の松本哲治市長はこのイベントのために動画を撮影し、両市の児童たちにメッセージを送った。イベントの中で、両校の校長が挨拶を交わし、双方の教員と児童が紹介動画やパワーポイント資料などを通じて、それぞれの市の自然の風土や歴史・文化、伝統食、豊富で多彩な学校生活などを紹介し合った。児童たちは興味を感じた話題について双方向でやりとりをして、相手校のカリキュラムの特色、勉強や生活の様子、興味関心や趣味などを理解した。文芸交流のパフォーマンスの時間には、晋光小学校の児童が閩南(福建省の南部)地方の特色にあふれた童謡を歌い、楽器演奏をし、獅子舞や扇子を使ったカンフーなどを披露し、浦添小学校の児童は校歌の合唱、太鼓舞、空手の演武などを披露した。最後に、両校の児童が「きらきら星」と北京冬季五輪・パラリンピックのテーマソング「ともに未来へ」を合唱した。イベントは活気がみなぎり、温かな友情にあふれ、楽しい歌声の中でゆっくりと幕を閉じた。両校の教員と児童は新型コロナウイルス感染症が終息した後の再開を楽しみにしているという。
泉州市と浦添市は地理的に近く、悠久の歴史や文化を持つ。両市は1988年に正式に友好関係を結び、浦添は泉州にとって初めての海外の友好都市になった。2001年に「泉州市・浦添市少年児童友好交流覚書」が調印されると、少年・児童の交流や相互訪問は徐々に両市の交流において定番の活動、高い評価を受ける活動となり、大きな成果を上げてきた。新型コロナ感染症の影響により、昨年からイベントはオンライン方式で行われるようになった。今年は中日国交正常化50周年にあたる。泉州と浦添は地理的に近く、文化的にも似通ったところがある。このたびの両校の交流と双方向のやりとりは、両市の少年・児童の相互理解をさらに増進し、友情を深め合うことになるだろう。
「人民網日本語版」2022年9月20日