中国第13次北極海科学観測隊、78日間1万5千カイリの航行を経て帰国
人民網日本語版 2023年09月28日10:44
自然資源部(省)が派遣する中国第13次北極海科学観測隊は27日、極地科学観測砕氷船「雪竜2」号に乗り上海に帰還した。これは中国第13次北極海科学観測任務が無事終了したことを示している。新華社が伝えた。
観測隊は7月12日に上海を出航し、78日間にわたり1万5000カイリ以上を航行し、予定されていた各種任務を順調に遂行し、独自設備の研究開発や新技術の応用などの面で重要な進展を遂げた上、環境重要要素の長期観測・モニタリング、中央海嶺調査、科学研究、国際協力などの面で一連の成果を上げ、貴重な経験を積んだ。
「雪竜2」号は北京時間5日午後1時55分に北極点に到達し、一連の総合調査を行った。中国の科学観測船が同エリアで関連調査及び科学研究活動を行うのは今回が初となり、中国の北極海観測の同エリアのデータの空白を埋め、中国の北極海の調査範囲を広げており、マイクロプラスチックやブラックカーボンなどの世界先端の研究に貴重な資料を提供している。そして同エリアの海氷及び海流変化プロセスへの理解深化に役立ち、中国が独自に建造した砕氷船の砕氷・調査能力をさらに検証し、高緯度海氷エリア航行及び科学観測作業のための貴重な経験を積んだ。
今回の科学観測は中国の北極海の急速な変化及びその生態応答への認識をさらに深め、世界的な気候変動の中国への影響に対する効果的な対応に重要なデータサポートを提供し、北極のグローバルガバナンスにおける責任ある大国としての中国の態度と役割を示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年9月28日
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