中央金融政策会議が発する3つのシグナル

人民網日本語版 2023年11月01日15:46

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中央金融政策会議が10月30日から31日まで、北京で開催された。中国の金融業の発展に関わるこの重要会議は、金融の質の高い発展が直面する状況を分析し、当面と今後しばらくの間の金融業務を計画し、3つのシグナルを発した。

質の高い「推進者」の役を務める

同会議は、中国の金融の質の高い発展を推進しなければならないと打ち出した。質の高い発展は社会主義現代化国家の全面的建設の第一の任務であり、金融は経済・社会の発展に質の高いサービスを提供しなければならない。これと関連した具体的な内容には、通貨政策、実体経済への寄与、資本市場、金融のハイレベルでの開放などがある。

中国工商銀行国際持株有限公司の程実チーフエコノミストは、「挑戦とチャンスが併存する新たな状況の中で、今回の会議は『金融は国民経済の血脈であり、国のコア競争力の重要な構成要素である』こと、金融の本源への回帰、改革・イノベーション、対外開放は実体経済の質の高さをサポートする重要な支えであることを強調した。テクノロジーの金融、グリーン金融、金融包摂、年金の金融、デジタル金融の5つの大事業を着実に行い、中国式現代化を後押ししなければならない」との見方を示した。

リスク予防の「任命書」を受け取る

経済・金融の潜在的なリスクと金融の監督管理・ガバナンス能力に注目して、同会議は金融の監督管理を全面的に強化し、金融のリスクを効果的に予防・解消しなければならないと強調した。

匯豊環球研究中華圏の劉晶チーフエコノミストは、「経済構造の転換と金融イノベーションが次々に行われることが金融資源の配置効率にある程度影響し、金融が実体から乖離する問題及び監督管理を逃れる問題を引き起こした。今回の会議は将来の迅速で効率的な金融監督管理のために基礎を固め、金融産業の発展が実体経済のトランスフォーメーションの需要により合致し、金融システム全体の健全な発展を推進するものになる」と述べた。

今回の会議では、地方政府の債務問題の解決、不動産リスクの解消、外国為替市場管理の強化、中小規模の金融機関のリスクへの対処といった複数の重点的リスクを抱えた分野に注目する必要がある。

業務の「旗振り役」を強化する

歴史を振り返ると、「全国金融政策会議は」中国の金融分野における最高レベルの会議として、1997年以降、5年に1回行われてきた。直近の第5回会議は2017年7月に開催された。

中国のチーフエコノミストフォーラムの理事長で、上海市経済学会の副会長を務める連平氏は、「これまでの中国共産党と国家機関の改革プランに基づき、中共中央の金融活動に対する集中的・統一的指導を強化するために、まず中央金融委員会が設立され、次に中共中央金融活動委員会が立ち上げられた。今回の会議は中央金融委員会と中央金融活動委員会が立ち上げられた後、中央金融政策会議が初めて開催されたということでもある」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年11月1日

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