中国商務部「中日韓FTA交渉の早期再開を推進したい」

中国商務部（省）の束珏婷報道官は11月30日に行われた記者会見で、「中国、日本、韓国の自由貿易協定（FTA）交渉の早期再開を推進したい」と述べた。

束報道官は、「中国は中日韓FTA交渉を非常に重視している。同交渉が妥結すれば、既存の自由貿易協力を踏まえた上で、3ヶ国のさらなる相互の市場開放拡大、貿易障壁の削減、貿易・投資の拡大、ビジネス環境の最適化を推進し、3ヶ国の企業と国民に実質的なメリットがもたらされる」と述べた。

束報道官は、「これまでに、『地域的な包括的経済連携（RCEP）協定』が全面的に発効・実施して、中日韓FTA交渉の再開に向けたポジティブな環境が作られた。中国は日韓とともに、交渉の早期再開を推進し、地域さらには世界の経済の安定回復のために積極的な貢献をしていきたい」と述べた。

これに先だって、中日韓の3ヶ国は全面的、ハイレベルで、互恵かつそれ自体に価値がある中日韓FTAを構築することで重要な共通認識を達成するとともに、RCEPを基礎として、物品貿易、サービス貿易、投資自由化の水準とルール・標準をさらにレベルアップし、「RCEP+」のFTAを構築することに合意した。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年12月1日