中国の3Dプリント貯蔵タンク、初めて軌道上応用を実現
人民網日本語版 2024年04月09日14:53
中国航天科技集団第六研究院が8日、「月探査用鵲橋通信航法技術試験衛星である『天都2号』衛星の推進サブシステムが正常に稼働し、衛星の月周回に高精度軌道姿勢制御を提供している。これは液体アンモニア冷却マイクロ推進システムの深宇宙探査分野における応用の初成功と同時に、中国の3Dプリント貯蔵タンクの初めての軌道上応用を実現したことを示している」と明らかにした。中国新聞網が伝えた。
天都2号推進サブシステムは同研究院第801研究所が開発したもので、推進システムは一体化成形3Dプリントアルミ合金貯蔵タンクを採用し、中国で初めての軌道上応用を実現した。研究チームは常識を覆す技術イノベーションプランにより貯蔵タンクの一体化・軽量化設計を実現し、複数の重要中核技術を確立した。貯蔵タンクにおけるすべてのモジュールの高度な集積、一体化を行っただけでなく、タンク内部も3Dプリントルートにより各モジュール間の接続を実現し、配管による接続を必要とせず、開発期間が大幅に短縮され、コストが効果的に削減された。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年4月9日
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