「本源悟空」がスパコンセンターに接続 4つのコンピューティングが一体化
安徽省量子計算工学研究センターが5日、「中国第3世代独自超伝導量子コンピューター『本源悟空』が、長江デルタハブ蕪湖クラスター計算力公共サービスプラットフォームとの接続に成功した。これは本源悟空が接続した3つ目のスパコンセンターで、従来型コンピューティング、知的コンピューティング、スーパーコンピューティング、量子コンピューティングの4つのコンピューティングの一体化体制が正式に構築されたことを示している」と明らかにした。中国新聞網が伝えた。
本源悟空は72ビットの独自超伝導量子チップを搭載し、本源量子チームが独自に研究開発し、今年1月6日に稼働開始した。この装置は5月5日までに世界の119の国・地域から777万回以上のアクセスがあり、17万8000回以上の演算タスクの実行に成功し、優れた計算能力と高い国際的認知度を示した。
長江デルタハブ蕪湖クラスター計算力公共サービスプラットフォームは省レベル計算力統一調節プラットフォームで、蕪湖クラスターを起点とし安徽省の計算力資源サービス化を推進する重要プロジェクトで、中国初の従来型コンピューティング、知的コンピューティング、スーパーコンピューティング、量子コンピューティングの4つのコンピューティングを一体化したプラットフォームでもある。
安徽省量子計算工学研究センターの趙雪嬌副センター長は、「今回本源悟空の同プラットフォームへの接続成功は、従来型コンピューティング及び各業界分野における応用のブレイクスルー・公共サービスの能力を効果的に高める。産業エコシステムにおける計算力の供給、応用開発、運営サービス、利用者などの各能力・資源を十分に連携させ、国産量子計算力の大規模応用を推進することになる」と述べた。
本源悟空はこれまで要請を受けて3つのスパコンセンターに接続した。本源量子チームはこれまで上海スパコンセンター、国家スパコン鄭州センター、中国移動クラウド能力センターと共同で、量子コンピューターとスパコンを融合した先進計算プラットフォームを構築し、稼働開始させるとともに、本源悟空との接続に成功した。本源悟空は今年4月、正式に国家スパコンインターネットプラットフォームに入居した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年5月6日
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