超伝導量子コンピューター「本源悟空」、世界のアクセス数が800万回を突破

人民網日本語版 2024年05月09日13:44

安徽省量子計算工学研究センターが7日、「中国第3世代独自超伝導量子コンピューター『本源悟空』の世界のアクセス数が延べ800万回を突破した」と明らかにした。中国新聞網が伝えた。

72ビットの独自超伝導量子チップを搭載した本源悟空は、本源量子チームが独自に研究開発したもので、今年1月6日に稼働開始した。データによると、本源悟空は今月7日までに世界から延べ800万回以上のアクセスがあり、120の国・地域のユーザー向けに17万8000件以上のコンピューティングタスクの実行に成功している。

同センターの竇猛漢副センター長は、「米国、日本、カナダなどの量子コンピューターを持つ国が本源悟空に非常に高い関心を示している。うち米国ユーザーからのアクセス頻度はその他の国をはるかに上回っている」と説明した。

竇氏はまた、「本源悟空は中国最先端のプログラムと提供が可能な超伝導量子コンピューターだ。稼働開始から4ヶ月にわたり、大規模で安定した独自の量子計算力を世界に提供し続けている。世界の1日当たりアクセス数は約6万6700回で、1日平均で1500件近くのコンピューティングタスクを実行している。これは中国独自の量子計算力の安定性と世界での高い認知度を示している」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年5月9日

注目フォトニュース

関連記事