雲南省西双版納でASEAN諸国への団体ツアー客ビザ免除スタート

ASEAN向け観光ルート18ルート打ち出す

人民網日本語版 2025年02月13日14:36

雲南省西双版納(シーサンパンナ)傣(タイ)族自治州は、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国の団体ツアー客を対象にした144時間ビザ免除措置に関する記者発表会を11日に開き、同措置を利用する団体ツアー客の情報登録システムが開設され、すでに第一陣となる団体ツアー客が登録を済ませたことを明らかにした。同自治州はASEAN諸国の観光客向けに特色ある観光ルート18ルートを特別に打ち出し、観光客を迎える準備を整えている。中国新聞社が報じた。

中国国家移民管理局は10日、「同日から、ASEAN諸国の団体ツアー客を対象に、雲南省西双版納傣族自治州から中国に入国する場合、ビザ免除措置の対象とする」と発表した。

雲南省の最南端に位置する西双版納傣族自治州は、ラオスやミャンマーと隣接しており、「瀾滄江—メコン川」流域の6ヶ国から、中国に入国する「入り口」となっている。そして、ラオスやタイなどと結ぶ国際線が多く運航されているほか、中国ラオス鉄道も同地を通過し、インドシナ半島と繋がっている。

同自治州の文化・観光局の江傑副局長は、「ASEAN諸国の観光客の旅行体験を向上させるため、現地の茶やコーヒー、文化などを体験したり、ヘルスケアをテーマにした特色ある観光ルート18ルート、及び観光消費の新しいシーンなどを特別に打ち出した」とした。

また同自治州はすでに、都市観光集散センターや外国人観光客向けの決済サービスセンターを開設したほか、観光スポットには、多言語の標識・案内を設置し、英語版の「西双版納傣族自治州旅行ガイド」なども準備して、各種サービスをアップデートしている。

現地の公安当局はすでに、外国人を対象にサービスを提供するワンストップ化した窓口などを設置したほか、英語やタイ語、ミャンマー語などを話せる職員も配置し、外国人が円滑に手続きなどを行えるように準備している。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年2月13日

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