民間企業の活力が示す中国経済の潜在力
習近平総書記は17日、民間企業座談会に出席し、重要談話を発表した。習総書記は、新たな時代、新たな道のりにおいて、民間経済の発展には大きな将来性があり、できる事が多くあり、民間企業及び民間企業家にとって今こそ腕を振るう好機であることを強調した。国際社会はこの座談会に高い関心を寄せ、民間経済の健全かつ質の高い発展を揺るぎなく促進するとの中国の積極的なメッセージを発信したものであり、中国経済の将来に対する国際投資家の信頼感を高めたとの認識を示している。(人民日報コラム「和音」掲載)
現在、国際情勢は混迷し、不安定化要因や不確定要因が顕著に高まり、国際市場には懸念が広がっている。世界は中国に注目し、中国が引き続き世界経済成長のメインエンジンとなることを期待している。中国もその期待に背かないパフォーマンスを見せている。春節(旧正月、2025年は1月29日)期間の映画興行収入は過去最高を記録し、国産のAI大規模モデルや人型ロボットなどの技術的成果が世界的の注目を集める中、国際社会は中国の民間経済の力強い成長だけでなく、中国経済の明るい未来も目の当たりにしている。
今回の座談会では「民間経済の発展に対する基本方針を変更することはできず、変更することもない」ことが強調され、中国の経済政策の「安定性」が際立った。中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降、中国政府は民間企業及び民間経済の発展を非常に重視してきた。中国の民間経済はすでに相当な規模に達し、重要な比重を占めており、民間経済の質の高い発展の推進は強固な基盤を備えている。2024年9月末時点で、中国の登記企業総数に占める民間企業の割合は92.3%で安定している。民間経済促進法の制定や民間経済の発展を促進する専門機関の設立など、中国は民間企業の発展に活力を吹き込むべく尽力し、民間企業がより大きな舞台へと進出する手助けをしている。
今回の座談会に参加した民間企業には、戦略的新興産業の企業もあれば、在来の製造業や農業に携わる企業もあり、いずれも新たな質の生産力を代表する存在であり、中国経済発展における「新」の要素が際立っていた。中国経済が質の高い発展の段階へ足を踏み入れるに伴い、民間企業は科学技術革新、グリーン発展、デジタル経済といった分野でさらに重要な役割を果たすことになるだろう。
中国の民間企業は、改革開放の偉大な歩みとともに勢いよく成長し、開放的で包摂的な土壌がその開放・協力という特質を育んできた。中国の民間企業は積極的に海外進出し、海外との協力を拡大している。人工知能(AI)から越境EC、先端製造からクリーンエネルギーまで、世界の消費者に多様な選択肢を提供し、グローバル化の過程で不断に国際競争力を高め、より大きな成長の余地を獲得し、グローバルな産業チェーンやバリューチェーンにおける地位を高め続けている。国際アナリストは、新世代の中国の民間企業家を「生まれながらのグローバル企業家」と評し、彼らが中国の巨大な国内市場を活用して急速に規模の経済を確立し、その後海外市場へと進出し、国際市場に素早く参入している点を指摘している。
民間企業の湧き上がる活力は、中国経済の強靭性と潜在力を鮮明に映し出している。新たな時代、新たな道のりにおいて、中国社会の生産力は絶えず向上し、国民の生活水準も着実に向上し、改革開放はさらに全面的に深まり、各方面における強みは民間経済の発展に新たな機会を生み出し、さらなる成長の余地を広げていく。中国の質の高い発展は、世界により多くの自信をもたらすだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年2月19日
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