王毅氏、G20協力への中国の期待を語る

王毅中共中央政治局委員（外交部部長）は英国・アイルランド訪問、第61回ミュンヘン安全保障会議への出席、米ニューヨークでの国連安保理ハイレベル会合の主宰、南アフリカでの主要20ヶ国・地域（G20）外相会合への出席を終えて、22日に中国メディアのインタビューに応じた。新華社が伝えた。

今年のG20協力に対する中国の期待について問われた王氏は、次のように答えた。

今年11月にG20サミットが初めてアフリカ大陸で開催される。南アフリカ・ヨハネスブルクで開催されたG20外相会合で中国は、アフリカの声に耳を傾け、アフリカの懸念を重視し、アフリカの行動を支持し、G20協力によってアフリカの発展に活力を吹き込み、共同繁栄・進歩を実現する必要性を訴えた。この主張は広範な賛同を得た。中国は、積極的かつ建設的な姿勢でG20協力に関与し、南アフリカの議長国としての取り組みを断固として支持し、各国が「団結・平等・持続可能性」というテーマに焦点を合わせ、グローバル・サウスの共通の期待に応える後押しをしていく。

G20は現在の情勢下ではなおさら多国間主義を断固として守り、団結・協力を強化し、分断や対立に走らず、ブロック対立に反対すべきだ。「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」を堅持し、互いをライバルではなくパートナーと見なし、互いの発展を挑戦ではなく機会と捉えるべきだ。発展をG20の優先的議題に据え、多国間主義の精神を持続可能な発展を支える具体的な行動に変える必要がある。中国は各国と共に、G20が世界の成長と人々の幸福のためにさらなる努力を払う後押しをしていきたい。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年2月24日