【王毅外交部部長記者会見】ウクライナ危機は衝突に勝者なく、和平に敗者なし

人民網日本語版 2025年03月07日13:22
【王毅外交部部長記者会見】ウクライナ危機は衝突に勝者なく、和平に敗者なし

第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は北京時間3月7日午前10時に「中国外交政策と対外関係」について記者会見を行い、王毅中共中央政治局委員(外交部部長)が国内外の記者からの質問に答えた。

ウクライナ危機について王氏は、「中国はウクライナ危機発生当初から対話と交渉を主張し、政治的解決を求め、平和のために奔走し、交渉を促すために努力してきた。中国は一貫して客観的で公正な立場を堅持しており、一貫して冷静で、バランスのとれた意見を述べてきた。その目的は、危機解決のために条件を作りだし、共通認識を深めることにある」とした。

また王氏は、「中国は平和に向けたあらゆる努力を歓迎し、支持している。同時に、この危機の根源は複雑で、『三尺の氷は一日の寒さでならず』という言葉のように、わずかな時間や努力で問題を解決することはできない。しかし、衝突に勝者はなく、和平に敗者はない。交渉のテーブルは衝突の終点であり、平和の起点でもある。それぞれの立場は一致していないが、公平で、永続的で、拘束力があり、各当事者が受け入れられる和平協議を達成したいと考えている。これは貴重な共通認識であり、共同で努力すべき目標でもある。中国は当事者の意向に基づき、国際社会とともに、最終的に危機を解消し、恒久的な平和を実現するために建設的な役割を果たし続けていきたいと考えている」とした。(編集TG)

「人民網日本語版」2025年3月7日

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