周辺運命共同体の構築に焦点を合わせ、周辺政策の新局面を切り開く
中央周辺政策会議が4月8日から9日にかけて北京で開催された。会議では、習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が重要談話を発表。習総書記は、新時代に入って以降の中国の周辺政策の成果と経験を体系的に総括し、情勢を科学的に分析した上で、今後一定期間の周辺政策の目標・任務・構想・措置を明確にした。新華社が伝えた。
出席者は、習総書記が重要談話で示した要求を深く貫徹し、周辺運命共同体の構築に焦点を合わせ、周辺政策の新局面を切り開くべく努力する考えを次々に表明した。
中国の傅聡国連大使は「現在、世界は混迷し、百年間なかった大きな変化が加速度的に進行し、多くの国々が動乱、さらには戦乱の中に陥っている。翻って中国を見ると、政治が安定し、国民は安心して暮らし、楽しく働き、経済は持ち直しつつある。習近平氏を核心とする党中央は全局を総覧し、戦略面で高度の揺るぎなさを保ち、様々な課題に揺るぎなく対処している。これは、我々が外交政策を成し遂げるうえでの最大の底力であり、中国が国際社会で大いに尊重され、国際的影響力を日増しに高めている根本的な理由でもある」と指摘。「我々は人類運命共同体の理念を確固として揺るぎなく貫徹し、グローバル・ガバナンスの改革と改善を不断に推進し、多くの発展途上国の利益を守っていく必要がある」と述べた。
中国の侯艶琪・駐ASEAN大使は「中国とASEANは地理的に隣接し、文化的に通じ合い、包括的な戦略的パートナーシップを構築し、5年連続で互いに最大の貿易パートナーとなっている。我々は、習総書記の重要談話の精神を全面的に深く貫徹・実行し、より緊密な中国ASEAN運命共同体の構築を促進し、中国式現代化を全面的に推進するために、より有利な周辺環境を築いていく」と述べた。
最近、米国が中国を含む全ての貿易相手国に対して関税を乱発していることについて、出席者は「開放と協力が歴史の潮流であり、互恵・ウインウィンが人心の向かうところだ。我々は歴史の正義の側、人類文明の進歩の側に揺るぎなく立ち、周辺諸国と共に『力こそ正義』に断固反対し、国際的な公平と正義、各国の正当な権益を守っていく必要がある」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年4月11日
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