人々のレジャー生活に浸透する高度な科学技術
近年、各地でスマートシティ建設が進む中、都市のレジャー生活におけるスマートシーンが私たちの身近でも見られるようになっている。高度な技術が人々のレジャー生活と結びつくことで、どのような新しい可能性が生まれるのだろうか?
山東省済南市の済南森林公園には、スマートレーシングカー、スマート体力測定一体型装置、ローイングマシンなどのスマートフィットネス器具が設置されており、そのそばにはスマートフィットネス歩道も整備されている。
ランニングを始める前に、まず顔認証を行う。準備が整ったら、「スマートフィットネス歩道」へ向かい、「特別な運動の旅」へと出発!しばらく走った後、道端のスマートデータ収集装置に立ち寄れば、歩数、運動時間、消費カロリーなどのデータが表示される。
山東省済南市の市民は、「このスマート機器で心拍数やペースをモニターできて、非常に科学的な感じがする。週末には時々子どもを連れてきて、一緒に運動の雰囲気を楽しんでいる」と話す。
済南森林公園では、AIスマートコーチが常に私たちの健康を見守ってくれるだけでなく、AI観光案内ロボット「小游(シャオヨウ)」が公園内を一緒に散策してくれる。
公園内の画期的な技術だけでなく、都市の街角にある科学技術の要素も、私たちの生活を静かに変えつつある。例えば、スマート街路灯。一見ただの街灯に見えるが、実はモバイルバッテリーとしての機能も備えている。
現在、山東省済南市には約2700基のスマート街路灯が設置されており、一部にはカメラが搭載されており、映像分析や識別が可能となっている。これらは都市の防災や公共安全などの行政機関と連携でき、スマートシティ構築のための基礎データを提供している。また、一部の街路灯には浸水検知や警報情報の放送機能もあり、必要に応じてアラートを発信したり、情報を発表したりすることができる。
公園のスマートフィットネスから街頭のスマート街路灯に至るまで、科学技術は静かに私たちの日常生活に溶け込んでいる。今後、山東省各地では引き続き科学技術の応用を進め、スマートライフをさらに多くの分野に展開していく予定だ。(編集ES)
「人民網日本語版」2025年6月10日
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