【インドネシアモーターショー】新エネ車で「一気に追い越し」狙う中国の自動車メーカー

人民網日本語版 2025年07月25日15:11

写真提供・新華社

小鵬(写真提供・新華社)

2025年インドネシア国際モーターショー(IIMS)が7月24日、インドネシアの首都ジャカルタで盛大に開幕し、60を超える世界および現地の自動車ブランドが出展した。その中でも、10数社の中国メーカーがそろって出展し、全体的に大きな注目を集めた。

インドネシア自動車市場は長期にわたり日本と韓国のブランドが主導してきたが、ここ数年は、中国メーカーが電動化とスマートテクノロジー分野で力を発揮し続け、グローバル戦略を絶えず加速させることにより、市場構造に変化が生じている。主催者によると、インドネシア最大規模のモーターショーとしてのIIMSは、今年は中国メーカー14社が出展し、日本メーカーの11社を上回ったという。

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奇瑞(写真提供・新華社)

IIMSには、BYD(比亜迪)、五菱、北京汽車、奇瑞、小鵬、長城汽車などの中国ブランドが勢揃いし、たくさんの来場者が足を止めて眺め、試乗体験をするなどして、熱気に包まれた。

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BYD(写真提供・新華社)

東南アジアで最多の人口を擁するインドネシアは、この地域で電気自動車(EV)が最も活発に発展する市場へと急成長している。インドネシア自動車製造業者協会(GAIKINDO)がまとめたデータによると、2025年上半期(1-6月)には、EV販売台数が自動車販売台数全体に占める割合は前年同期の2倍にあたる10%に達したという。

EVの普及が加速する中、インドネシアの自動車市場の競争構造が再編されつつある。新エネ車分野で強みを持つ中国メーカーが一気に他国メーカーを追い越すことが期待されている。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年7月25日

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