北京、国際交流の中心都市ランキングで世界6位に上昇

人民網日本語版 2025年09月26日11:13

「国際交流中心都市指数2025」報告書が24日、清華大学で発表された。同指数の発表は今回で3回目となり、北京市は働きやすい環境、インバウンド観光の回復、科学技術イノベーション、交通の連結性などの進展により、昨年から順位を一つ上げ、世界6位となった。北京日報が伝えた。

世界初の国際交流中心都市指数としての同報告書は、データ収集、指数算定、定性的研究を通じ、各都市が世界的要素の集積、国際的な政治・経済交流、世界的な人的・文化的交流などの面で果たす役割や機能を評価し、その国際交流能力を示すことを目的としている。また、政府管理者や公共政策の実務者が都市発展戦略と計画を策定する際の参考を提供する。今年は「魅力度」「影響力」「連結力」の3つの研究枠組みを引き続き採用すると同時に、評価対象都市を50都市に拡大し、発展途上国の都市比率をさらに高めた。

総合ランキング上位10都市は順に、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ソウル、シンガポール、北京、香港、上海、東京、サンフランシスコとバンコク(同率10位)だった。

北京は世界6位となった。分野別評価では、北京の魅力度が19位に上昇した。これは主にインバウンド観光客数の増加が寄与したものだ。影響力と連結力は引き続きそれぞれ2位と15位を維持している。報告書の解説によれば、北京が国際交流の中心都市として持つ中核的な優位性は科学技術イノベーションにあり、AI(人工知能)、生命科学、新素材などの最先端分野でトレンドをリードし続け、数多くの国際的トップレベルの科学技術人材を惹きつけている。

昨年のトップ10と比べると、ロンドン、パリ、ニューヨークが引き続きトップ3を維持している。上海はインバウンド観光の回復、経済発展、文化教育面での進展により8位に躍進し、初めてトップ10入りを果たした。

同指数は清華大学中国発展計画研究院とデロイト中国が共同で発表したもの。報告書は、国際交流中心都市は機能の位置づけを積極的に調整し、産業構造を高度化し、制度型開放を強化するとともに、都市間の横の連携を強め、科学技術イノベーションの優位性を維持し、良好な国際化発展環境を引き続き醸成し、都市がグローバル化プロセスにおける中核的な力となるよう努める必要があると提起している。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年9月26日

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