約140兆元到達の見込み 中国の経済規模が新たな大台を次々突破へ

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中国の経済規模は今年、約140兆元(1元は約21.2円)に達すると見られている。中国の国内総生産(GDP)は第14次五カ年計画(2021~25年)期に入って以来、110兆元から120兆元、130兆元へと、新たな大台を次々に突破してきた。
今年は第14次五カ年計画の最終年であると同時に、第15次五カ年計画(2026~30年)の構想を練り、配置を整える年でもある。
他国と比べると、中国は世界経済の規模の約17%を占めながら、その成長への寄与度は約30%に達しており、世界経済の成長における頼りになる「動力源」と「安定化装置」となっている。
過去と比べると、第14次五カ年計画期の5年間で中国の経済規模は35兆元以上拡大したことになると見られ、これは世界3位の国の経済規模を上回っている。
14億人以上の人々が良い暮らしを目指す中で、第14次五カ年計画期に入ってからの中国経済は、堅実かつ輝かしい成果を次々に挙げてきた。
■「創造力」がさらに強化
宇宙ステーション「天宮」や、国産大型旅客機C919、人工知能(AI)などの急速な発展と世界を驚かせる大国の代表的製品の数々、最先端分野での数多くの成果を挙げた中国は、初めてグローバル・イノベーション・インデックスでトップ10入りを果たした。
■「国際的な存在感」をさらに向上
片務的な査証(ビザ)免除の対象国を47ヶ国にまで拡大し、「中国旅行」や「中国でのショッピング」が新たなトレンドとなった。多くの外国のインフルエンサーがSNSで「中国はクールになった!」と感嘆している。
■「グリーン顔面偏差値」がさらに上昇
社会全体の電力消費において、3キロワット時のうち1キロワット時はクリーンな再生可能エネルギーによってまかなわれている。新エネルギー車の生産販売台数は10年連続で世界一、「新三種の神器」(電気自動車、リチウム電池、太陽電池)は海外市場へ進出し、「グリーン」が経済成長の新たな原動力となっている。
■「幸福指数」がさらに上昇
毎年、都市部で1200万人以上の新規雇用が生まれ、居住地と異なる省での医療費直接清算制度の恩恵は全国で延べ5億6000万人に及ぶなど、民生関連の成果からは人々の実感を伴う幸せな暮らしが見えてくる。
国際通貨基金(IMF)の報告によれば、中国経済はより質が高く、より均衡が取れ、より持続可能な成長モデルへと徐々に転換しつつある。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年10月15日
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