<企画>2025年1-9月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2025年10月29日16:19

「中国はこのほど、関連データを発表し、2025年1-9月の経済情勢に関して報告した。」

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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▷消費市場の運営状況

1-9月の社会消費財小売総額は前年同期比4.5%増の36兆5800億元に達した。うち、サービス小売額が急増した。


▷対外貿易の状況

1-9月における物品貿易の輸出入総額は前年同期比4%増の33兆6100億元となり、1-8月と比べて伸び率は0.5ポイント上昇した。

内訳を見ると、輸出額が同7.1%増の19兆9500億元と、8四半期連続で増加を維持。輸入額は同0.2%減の13兆6600億元だった。

また、9月単月の輸出入総額は同8%増の4兆400億元で、前月より4.5ポイント上昇し、今年に入って月間最高を記録した。


▷外資導入の状況

1-9月に全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比16.2%増の4万8921社となった。実行ベース外資導入額は同10.4%減の5737億5000万元だった。9月単月では、実行ベース外資導入額が前年同期比で11.2%増加した。

産業別に見ると、製造業における実行ベース外資導入額は1500億9000万元、サービス業は4109億3000万元だった。ハイテク産業の実行ベース外資導入額は1708億4000万元で、このうち電子商取引サービス業は同155.2%増、航空宇宙機器製造業は同38.7%増、医療機器・器具製造業は同17%増となった。

投資元別国・地域では、日本の対中投資額が前年同期比55.5%増、アラブ首長国連邦(UAE)が同48.7%増、英国が同21.1%増、スイスが同19.7%増(自由港経由の投資データを含む)だった。


▷関連データ

■中国第1-3四半期のGDP、前年同期比5.2%増

2025年第1-3四半期(1-9月)の国内総生産(GDP、速報値)は101兆5036億元となった。不変価格で計算すると、前年同期比で5.2%増加。第1-3四半期の経済運営は安定の中で成長し、質の高い発展において積極的な成果をあげている。

■9月のコアCPI上昇幅が引き続き拡大 PPIの下落幅はさらに縮小

9月の消費市場は全体として安定して推移した。CPIは前月比で0.1%上昇し、前年同期比では0.3%低下した。一方で、食品とエネルギー価格を除いたコアCPIは前年同期比で1%上昇し、上昇幅は5ヶ月連続で拡大した。全国統一大市場の整備が着実に進み、市場の競争秩序が引き続き改善される中、PPIは前月比で横ばいとなり、前年同期比では2.3%低下、下落幅は前月より0.6ポイント縮小した。

■1-9月の国際収支総額、11兆ドルを突破

9月には、企業や個人などの非銀行部門による国際収支総額が前月比7%増の1兆3700億ドル(1ドルは約152.2円)に達した。今年第1-3四半期(1-9月)の国際収支総額は前年同期比10.5%増の11兆6000億ドルとなり、同期の過去最高を更新した。(編集JZ)

「人民網日本語版」2025年10月29日

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