<企画>2025年1-10月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2025年11月28日15:47

「中国はこのほど、関連データを発表し、2025年1-10月の経済情勢に関して報告した。」

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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▷消費市場の運営状況

2025年10月には、社会消費財小売総額は前年同期比2.9%増の4兆6291億元に達した。そのうち自動車を除いた社会消費財小売総額は同4.0%増の4兆2036億元。1-10月の社会消費財小売総額は同4.3%増の41兆2169億元。うち自動車を除いた社会消費財小売総額は同4.9%増の37兆2160億元だった。

また、1-10月には、全国のネット小売額が同9.6%増の12兆7916億元になった。


▷対外貿易の状況

1-10月における物品貿易の輸出入総額は前年同期比3.6%増の37兆3100億元となった。

内訳を見ると、輸出額が同6.2%増の22兆1200億元で、輸入額は前年比横ばいの15兆1900億元だった。


▷外資導入の状況

1-10月に全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比14.7%増の5万3782社となった。実行ベース外資導入額は同10.3%減の6219億3000万元だった。産業別の実行ベース外資導入額を見ると、製造業は1619億1000万元、サービス業は4458億2000万元。ハイテク業は1925億2000万元に上り、そのうち電子商取引サービス業は同173.1%増、医療機器・機械製造業は同41.4%増、航空宇宙機器・設備製造業は同40.6%増となった。投資元別では、アラブ首長国連邦(UAE)の対中投資額が同48.7%増、英国が同17.1%増、スイスが同13.2%増だった(自由貿易港経由の投資データを含む)。


▷対外投資の状況

今年1-10月の全産業対外直接投資は前年同期比7%増の1兆332億3000万元だった。

このうち、中国域内の投資者は世界152ヶ国・地域の9553社に対して非金融分野の直接投資を実施し、累計投資額は同6%増の8726億元となった。

また、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国での非金融分野の直接投資は同22.3%増の2341億5000万元だった。

対外請負工事については、中国企業の「一帯一路」共同建設国における新規契約額は同24.4%増の1兆3338億1000万元、完成工事高は同9.4%増の8042億4000万元となった。


▷関連データ

■10月のCPI、前年比で上昇に転じ PPIは前月比で年内初の上昇

10月の消費者物価指数(CPI)は前月比、前年比ともに0.2%上昇した。食品とエネルギー価格を除いたコアCPIは前年比で1.2%上昇し、上昇幅は6カ月連続の拡大となった。

工業生産者出荷価格指数(PPI)は前月比では、前月の横ばいから0.1%上昇に転じ、年内初の上昇となった。前年比では2.1%低下したが、下落幅は3カ月連続で縮小した。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2025年11月28日

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