2026年消費新トレンド 「理性と感性の共存」「AIシナリオ力」など

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2026年の中国消費トレンドはどこへ向かうだろうか。調査会社の知萌諮詢機構がこのほど発表した「2026年中国消費トレンド報告」では、「意義」と「価値」が来年のトレンドを考察する時のキーワードになっている。同報告書は、「消費者はもはや単純な購買行動には満足せず、『なぜこれを買うのか?』、『買ったのは何なのか?』と絶えず自問するようになり、消費の意義の追求と消費の価値に対する思考がますます深まるだろう」との見方を示した。
同機構の創業者で最高経営責任者(CEO)の肖明超さんは2026年の10大消費トレンドとして、「理性と感性の共存」、「品質の精査」、「心の遊牧」、「日常の中のハイライト」、「共感体験」、「地域発トレンド」、「玄人主義」、「健康チューニング」、「ブランドコンセンサス」、「AI(人工知能)シナリオ力」を挙げた。
このうち「理性と感性の共存」、「品質の精査」、「心の遊牧」は、10大トレンドの中で、価値が重視される時代の消費心理を洞察する際に中核となる3項目だ。消費者は「理性的な感性主義者」になりつつあり、消費者は「量の節制」から「質の精査」へと明確に方向転換し、「価値と価格のバランス」を重視する時代がすでに訪れている。同時に、消費者の80%強が月に1回以上は「自分を癒やす」、「ストレスを解消」、「自分にご褒美をあげる」といった目的で「エモ消費」を行っており、多様なシーンの中でリフレッシュしたり、リラックスしたりしている。
また、「健康チューニング」は健康管理の精密化の方向性、「AIシナリオ力」はAIが感情面でのパートナーとして融合する筋道を示している。「ブランドコンセンサス」のトレンドは、情報過多の時代の中、認知から体験に至る深いコンセンサスを構築することこそが、ブランドが商品のサイクルを超えて長く続く優位性を築くための根本であることを強調している。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年12月10日
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