「オウム+ドリンク+交流」?「小鳥ブーム」で飼育拠点に注文殺到

人民網日本語版 2025年11月27日16:12

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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手軽に飼育できてかわいいオウムが最近、中国の若者の間で人気となっている。黒竜江省の事業者は「小鳥ブーム」に新たな商機を見出しており、川上のオウム飼育産業も活況を呈している。

黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市の歩行者天国・中央大街にある「オウム+ドリンク+交流」がテーマの店が最近、大人気となっている。この店では、専用のチャットグループを立ち上げ、イベントを通知したり、オウムの無料診療サービスを提供したりしている。

消費側で「小鳥ブーム」が巻き起こったことで、川上の飼育拠点にも注文が殺到している。綏化市明水県のあるオウム飼育拠点では、オウム1万羽以上が飼育されている。

この閉鎖型飼育場では飼育、繁殖、販売が一体となっている。そして、オウムの種類や月齢ごとに値段が設定されており、数百元(1元は約22.0円)から1万元まで様々で、客の異なるニーズを満たすことができるようになっている。

明水県のあるオウム飼育場の責任者・田春雨さんによると、年間生産高は約400万元。顧客はペットショップ、鳥カフェ、個人客、インターネットのライブ配信者などで、中国各地に広がっているという。

統計によると、今年1-10月期だけでも、黒竜江省で新たに登録されたオウム飼育関連企業は17社に上り 、単一産業から、文化観光体験、社交・交流、科学普及教育、生態系保全といった多くの分野へと広がっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年11月27日

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