ノスタルジー消費が熱い! レトロがテーマのスポットが人気に
人民網日本語版 2025年12月29日09:53
最近、中国各地に登場したレトロをテーマとしたスポットが、新たに人気を呼んでいる。昔とそっくりに再現された古い街並み、レトロなパッケージに包まれた商品が郷愁を感じさせ、たくさんのファンを獲得している。

北京市の王府井大街にあるレトロをテーマとしたスポットには、白黒テレビを壁棚いっぱいに飾った「白黒テレビウォール」、古い機種の携帯電話、黄ばんだ古新聞などがあちこちに飾られ、懐かしさを醸し出している。昔の郵便局、写真館、銭湯など代表的な生活の場面を再現したコーナーでは、観光客が1970~80年代の北京市民の日常生活を没入型で体感している。

この空間では、訪れて写真を撮ることができるだけでなく、旧タイプのゲーム機やおやつのギフト用パッケージといったレトロな雰囲気の商品を買うこともでき、年配者が昔を懐かしく思い出すだけでなく、若い消費者も魅了されている。
ここ数年、レトロをテーマとした情景型消費を行う商業スポットが全国各地に次々登場し、特定の年代のシーンを再現することで、心の共鳴と没入型体験を求めるたくさんの観光客を引き寄せ、各地の人気スポットになっている。

国務院発展研究センター市場経済研究所市場流通研究室の陳麗芬室長は、「こうした商業スポットが人々を引きつけるポイントは、『古いのにトレンド感もある』というところにある。その核心は、単に古いものを並べるということではなく、時代の奥行きとリアルな暮らしの様子を融合させることで、古い生活スタイルを現代の中で生き生きと蘇らせ、さまざまな世代の人々が共鳴できる記憶を作り出すことにある。だからこそ人々はノスタルジーにお金を使いたいと思うようになる」と指摘している。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年12月29日
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