景勝地で「パフォーマー」需要が激増中 日当4万7千円に迫る高収入も

人民網日本語版 2026年04月16日16:06

体験経済が盛んになるにつれ、歴史や文化の一コマを演じるパフォーマーが各地の景勝地で引っ張りだこになっている。高収入の求人も次々に出されるようになった。

項羽の出生地である江蘇省宿遷市にある項王故里景勝地はこのほど、「身長×10倍の日当保証、上限なし」と高収入を提示して、項羽のパフォーマーを募集した。応募の条件は身長が185センチメートル以上あること。つまり、項羽のパフォーマーの日当は最低でも1850元(1元は約23.3円)となる。オーディションで最終的に選ばれた5人のパフォーマーのうち、最も背の高い人は199センチあり、日当は1990元ということになる。

「雪餅猴」という愛称の孫悟空のキャラクターで話題を集める吉林省の長春動植物公園も、最近はパフォーマーをたびたび募集している。

2025年12月末、同公園はパフォーマーの募集を大々的に行い、パフォーマンス担当者をこれまでの40人から一気に140人に増やす計画を明らかにした。提示された月収は最高9000元だった。

最近では、多くの景勝地が競うようにパフォーマーを募集している。

孫悟空のキャラクター「雪餅猴」のパフォーマーを務める王鉄柱さん。(写真提供・長春動植物公園)

孫悟空のキャラクター「雪餅猴」のパフォーマーを務める王鉄柱さん。(写真提供・長春動植物公園)

若い観光客は、吉林省長春市に行って「雪餅猴」に食べ物をあげたり、河南省洛陽市に行って「天女散花」の宙づりパフォーマンスを眺めたりするようになり、ただざっと見て回るだけの観光地巡りでは満足せず、さらに深い体験を追い求めるようになっている。そんな中、各地にまつわる人物やキャラクターのパフォーマンスは景勝地が話題を集めるきっかけになる。

中国情報通信研究院が発表した「中国体験経済発展報告(2025年)」によれば、2025年11月末現在、中国の体験経済市場の規模は前年同期比22.6%増の18兆4000億元に達し、増加率は世界平均を7.4ポイント上回った。

幻境国際没入型産業プラットフォーム(Illuthion)がまとめたデータでは、2023年末現在、中国の没入型体験プログラムの数は3万2024件に達し、生み出された雇用は約92万8000人に上った。24年には20万人の雇用が新たに生まれた。

写真提供・万歳山景勝地

写真提供・万歳山景勝地

河南省開封市にある万歳山武侠城景勝地のスタッフによると、現在、同景勝地のパフォーマーは1000人を超え、双方向パフォーマンスが毎日1000回以上行われている。パフォーマーは即興で双方向のやりとりをしたり、ストーリーのガイダンスを行ったりして、観光客をただ眺める存在からストーリーに参加する存在へと変え、クイズに答えるなどして手に入れるとプレゼントに交換できる「銀票」の獲得イベントに引き込み、観光客の滞在時間を3~4時間から8時間以上へと延ばすことに成功しているという。(編集KS)

「人民網日本語版」2026年4月16日

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