石油や天然ガスへの依存から脱却 バイオものづくりが1兆元以上の大産業に
バイオものづくりは、工業バイオテクノロジーを核心とし、遺伝子工学や合成生物学といった手段を利用し、微生物や酵素、または細胞といった有機体を通して、物質の加工や転化を行うグリーンで低炭素な技術となる。バイオものづくりは現在、人々の生産や生活の各分野に急速に進出するようになっている。
福建省漳州市華安県の山間に広がる茶畑では今、春の茶摘みが行われている。機械による茶摘みが終わった後、茶農家の陳晨輝さんは、茶の病害虫防除のための散布作業を行っていた。陳さんが散布しているのは従来の農薬ではなく、微生物防除剤だ。

その細菌は、植物の葉から、代謝の過程で放出されるメタノールを栄養源としているため、植物との共生を実現している。さらに、その細菌は、オーキシンやその他の多種の代謝産物を分泌し、植物の葉の病気に対する抵抗力を高めてくれる。

近代農業の分野だけでなく、バイオものづくりは、新材料産業においても、同様に革新的なブレイクスルーを実現している。今月21日から24日まで上海で開催されたアジア最大級のプラスチック・ゴム産業展示会「Chinaplas 2026」で展示された材料はほとんどが石油や石炭といった化石資源を基本的な原料としていたものの、ある企業はバイオベースの新材料を展示し、多くのバイヤーの注目を集めていた。その材料は石油や天然ガスを全く使用しておらず、各種再生可能なバイオマスを原料として、バイオものづくり技術を駆使し、合成・調製されている。

データによると、第14次五カ年計画(2021~25年)期間中、中国のバイオものづくり産業の規模は1兆1000億元(1元は約23.3円)に達した。
中国工程院の譚天偉院士は、「多くのシンクタンクが、今世紀末には世界の製造業の70%の製品をバイオものづくりの方式で生産することが可能になり、バイオものづくりの生産高が世界の製造業の生産高に占める割合は3分の1以上になると予測している」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年4月27日
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