様々な角度から記録する2026年中国大学統一入学試験

試験会場となった湖南省長沙麓山国際実験学校に向かう受験生(6月7日撮影・陳振海)。
今年の中国大学統一入学試験(通称「高考」)が6月7日に始まり、今日をもって全部終了する。今年の受験者数は1290万人で、2025年の1335万人より45万人減少したが、高考は依然として世界最大規模の標準化試験だ。今年、中国各地に試験会場が7981ヶ所、受験用の教室34万8000室が設置された。

試験会場となった北京市陳経綸中学校に向かう受験生たち(6月7日撮影・鞠煥宗)。
中国大学統一入学試験の必須科目は語文と数学、外国語の3科目で、今月7日と8日に試験が行われる。現時点で、29省が高考の「新高考」を実施しており、必修科目の試験後、9日と10日には、選択科目の試験が行われることになっている。

資料写真
今年は高考総合改革の最終年

試験会場となった四川省徳陽・什邡市の什邡中学校で受験生が出て来るのを待つ保護者たち(6月9日撮影・胥氷潔)。
中国は2014年から高考の総合改革(新高考)をスタートし、その最終年となった今年は29省が「新高考」を実施し、語文(中国語)、数学、外国語を必須科目とし、文系総合と理系総合のどちらかを選択するという文系と理系を分ける「3+1」のスタイルを廃止するのが主流となっている。

北京師範大学第二附属中学校に設置された試験会場から出て来る受験生(6月10日撮影・劉金海)。
そのうち、上海市、浙江省、北京市、天津市、山東省、海南省の6省・市は、「3+3」のスタイル(必修科目3科目の語文、数学、外国語に加え、物理、化学、生物、歴史、地理、政治から3科目を選択)を採用している。その他の23省は「3+1+2」のスタイル(必修科目3科目の語文、数学、外国語に加え、物理または歴史から1科目選択、そして化学、生物、地理、政治から2科目選択)を採用している。西蔵自治区と新疆維吾爾(ウイグル)自治区は、「3+1」のスタイルを今年まで採用した。

試験会場となった長沙市第一中学校で、ジャンプして受験終了を喜ぶ受験生(6月9日撮影・陳思汗)。
試験会場外では受験生の緊張をほぐす心温まる光景

重慶市合川区は6月7日、豪雨に見舞われた。現地の公安当局は直ちに豪雨に対応する緊急時対応プランを始動し、交通管理警察や特種警察などが第一線に向かい、試験会場に繋がる道や冠水が起きやすい交差点に立って見守り、交通整理などを行った。

雨だけでなく、厳しい暑さに見舞われた場所も多い。新疆維吾爾(ウイグル)自治区の吐魯番(トルファン)市では、7日の最高気温が39度に達した。同市には試験会場が7ヶ所あり、各試験会場の外に、日除けテントが設置され、受験生や保護者に飲料水や体を冷やす効能がある緑豆を使った「緑豆湯(緑豆のスープ)」、暑さ対策グッズが無料で配布された。

江蘇省南京市第九中学校の試験会場の外では、ヒマワリを手に持ったロボットが受験生を迎えていた。また、ロボットはストリートダンスのアクションやとんぼ返りを披露して、受験生の緊張をほぐしていた。

6月7日、試験会場となった江蘇省蘇州第一中学校の校門では、細身の高齢女性の柳さん(78)が受験生を応援するメッセージを手書きしたうちわを手に、受験生にエールを送っていた。14年連続で校門に立って受験生を応援している柳さんは、「雨が降っても、風が吹いても、元気である限り、毎年必ずここに来て受験生にエールを送りたい。受験生がんばれ!」と話していた。

湖南省長沙市の長郡中学校に設置された試験会場から走って出て来る受験生たち(6月9日撮影・陳振海)。
中国の社会において、高考は単なる試験以上の意義があり、中国人の公平に対する純粋な見方が反映され、「チャンスが平等に与えられ、学べば成果は必ず得られる」や「努力の先に実りが待つ」といった価値基準を伝えており、貴重で揺るぎない精神的財産が積み上げられ、各世代の青年が信念を抱いて奮闘し、夢を追いかけるよう働きかけている。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年6月10日
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