変化するメイド・イン・チャイナ 生産能力と開発力で世界の消費者をつかむ

たレーザー蚊取り器(写真提供・中央広播電視総台)
江蘇省の企業が開発したレーザー蚊取り器は、人工知能(AI)とレーダー技術を利用して蚊を正確に駆除し、海外のクラウドファンディングプラットフォームで集まった資金は総額250万ドル(1ドルは約160.2円)に上った。中国製電動二輪車の販売台数が倍増し、2026年第1四半期(1-3月)は前年同期比で68%増加した。こうした現象は中国製品の海外における「ファン獲得」のめざましい成果であり、中国の貿易が深いレベルで変化していることを物語るものでもある。中国は今や「標準的な製品」を売るだけでなく、世界各地の消費者のために「オーダーメイド」で暮らしのソリューションを提供するようになった。
昔を振り返ると、メイド・イン・チャイナといえば、規模の大きさやコストの低さと結びつけられることが多かった。しかし今では、より多くの企業がユーザーの嗜好を細やかに探る動きを見せるようになり、ニッチな細分化されたニーズを的確にキャッチして商品化する力を備えつつある。
こうした変化は偶然に起きたものではなく、背後にある中国の産業チェーンの高度化がもたらした必然的な結果だ。中国の工場が柔軟性の高い生産能力と独自開発能力を備えるようになった時、「オーダーメイド」はもはや高コストを意味しなくなったばかりか、容易に模倣することのできないコア・コンピタンスとなった。メディアの報道によると、海外のSNSでは、多くのブロガーがネットで購入した中国製電動オートバイや電動三輪車の動画をネットに上げており、再生回数は相当な数に上る。動画には、中国製電動バイクでデリバリーを届けて回る東南アジアの配達員が登場したり、パリの街中を中国製電動バイクで走り抜ける若者の姿が出てきたりするという。
25年の中国の電動二輪車の輸出台数は2670万台を突破し、輸出額は68億2900万ドルに達した。26年第1四半期の輸出台数は同68.2%増の約720万台だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年6月12日
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