11月から12月前後に史上最強のスーパーエルニーニョ現象の可能性

人民網日本語版 2026年08月20日10:50

中国国家気候センターによると、赤道中・東部太平洋の海域で、海面水温が上昇し続けており、11月から12月前後にピークを迎え、史上最強のスーパーエルニーニョ現象となる可能性が非常に高くなっている。今回のエルニーニョ現象は進行が速く、勢力が強く、気候への影響が際立っているといった特徴がある。中国気象報社が伝えた。

今年5月、赤道中・東部太平洋でエルニーニョ現象が発生した。その後、海面水温が瞬く間に上昇し、7月には監視海域の海面水温の指標は2.09度に達し、6月と比べて0.49度上昇した。8月前半には海面水温指標がさらに2.64度まで上昇し、エルニーニョ現象が急速に進行した。赤道中・東部太平洋の海表温度は今後も変動しながら上昇の傾向を維持し、11月から12月前後にかけてピークを迎えると予想されている。

中国の国家標準「エルニーニョ現象とラニーニャ現象の判定方法」(GB/T 33666-2017)によると、太平洋の中・東部にかけての赤道海域において、移動平均法による3ヶ月間の海面水温の時系列データが5ヶ月連続で0.5度以上になると、エルニーニョ現象と判断される。そして、ピーク値が≥2.5度になると、「スーパーエルニーニョ現象」と判断される。

8月前半の海面水温指標は2.5度を超えたが、移動平均法による判定方法では、「スーパーエルニーニョ」の基準には達していない。ただ、現在、上昇の勢いが顕著なため、3ヶ月間の移動平均のピークが2.5度を超え、観測史上最強の「スーパーエルニーニョ」になる可能性が非常に高い。

今年の夏、中国東部で南北に2本の線状降水帯ができたり、強い台風が多発し、風や雨の影響が長く続いたりと異常気象となっているのは、エルニーニョが急速に進行している影響を受けていることが大きな要因となっている。エルニーニョ現象は依然として進行しており、その影響が表れるまでにはタイムラグがあるため、国家気候センターはモニタリングと予測を強化し、今後の進行状況の変化、動向、及び中国の気候への影響に細心の注意を払う計画だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年8月20日

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