演算能力に注文殺到! 川上から川下まで供給が需要に追いつかない状態

人民網日本語版 2026年09月03日10:52

中国のAI半導体企業・壁仞科技がこのほど発表した半期決算によると、同社の売上高が前年同期の21倍近くに急増した。また、寒武紀(Cambricon)と摩爾線程智能科技(Moore Threads、ムーア・スレッズ・テクノロジー)の売上高もそろって急増した。こうした目覚ましい業績の背後には、ハイエンド演算能力をめぐる「チップ供給不足」がある。

内蒙古(内モンゴル)自治区烏蘭察布(ウランチャブ)市にある遠景星河基地インテリジェントコンピューティングパークには、建築面積が世界最大の独立型データセンターがあり、ここではAIアクセラレーターカード100万枚規模に対応できる並列処理能力が計画されている。

遠景人工知能演算能力センターの李軍副社長は、「手元にある受注は現在、3年先の分までびっしりで、計画では、顧客の数と受注量はこれから数年間で倍増する見込み」と述べた。

川下のインテリジェントコンピューティングセンターで供給が需要に追いついていないだけでなく、川中のシステムインテグレーションの部分にも注文が殺到している。

太初(杭州)集成電路有限公司の最高製品責任者(CPO)兼上級副社長の洪源氏によると、「この1年ほどの間に、当社の演算能力製品の顧客数は10倍に急増し、中でも科学研究・教育分野の演算能力需要が際立った伸びを見せ、昨年から今年にかけての売上高は前年比で26%増加した」という。

川上のAIチップ分野でも同様に需要が急増し、受注の量が増え、価格も上昇している。

業界調査データによると、2026年の国産AIチップの需要規模は約400万個だったが、実際に出荷されたのは約300万個で、100万個分の生産能力の不足があることになる。

供給が需要に追いつかない状況の中、国産チップ企業の業績は好調に推移している。

8月に相次いで発表された国産AIチップメーカーの半期決算を見ると、各社ともに売上高が急増している。

川下のインテリジェントコンピューティングセンターから、川中のシステムインテグレーション、さらには川上のチップ設計に至るまで、産業チェーン全体が「相次ぐ注文への対応」に追われている。国産演算能力の供給能力は今、需要に追いつくために予想を超えるスピードで走り続けている。(編集KS)

「人民網日本語版」2026年9月3日

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