中国、熱帯作物遺伝資源保存量が2030年までに10万点を突破へ

人民網日本語版 2026年09月03日14:56

中国は2030年までに、体系が整い、配置が合理的で、運用効率が高く、公開・共有された熱帯作物遺伝資源の保護・利用体制を構築し、熱帯作物の遺伝資源保存量を10万点以上にする計画であることが9月1日、海南省儋州市で開催された天然ゴムなど熱帯作物の優良遺伝資源の保護・利用に関する現地視察イベントで分かった。科技日報が伝えた。

中国の熱帯作物遺伝資源の内容はどのようなものになっているのか。中国農墾経済発展センターの黄輝副センター長は、「中国ではすでに国・省レベルの熱帯作物遺伝資源圃場・保存施設を110カ所以上整備し、9万点を超える遺伝資源を保存している。このうち、サトウキビ、ライチ、リュウガンの保存量は世界1位、ゴムノキとマンゴーは世界2位となっている。また、キャッサバ、アブラヤシ、パイナップル、ココナツなどの重要な熱帯作物の遺伝資源保存量も、いずれも世界上位5位に入っている。さらに、中国は世界に先駆けて、ゴムノキやキャッサバなど15種類の重要な熱帯作物について全ゲノム解析と遺伝地図の構築を完了しており、関連成果は世界の同種研究の約70%を占めている」と説明。

イベント会場では、複数の専門家が最新の取り組みの進展状況を紹介した。国家天然ゴム産業技術体系の首席科学者である李積華氏は、「第14次五カ年計画(2021~25年)期間中、新たにゴムノキの遺伝資源192点を収集し、保存量は6462点に達した。また、独自に12品種を育成し、新たに植えられたゴム園における国産品種の割合を80%から85%に引き上げた。さらに、世界初となる年間100万株のゴム組織培養苗を生産する工場も建設した。また、中国は辺境地域で9つの新たな分類群を発見・発表し、中国伝統医学に用いられる南薬の遺伝資源452点を収集・保存したほか、晩生マンゴーの遺伝資源40点余りを作出し、ライチの新品種23種を育成した。さらに、『雲咖』シリーズのコーヒー独自優良品種なども育成した」と話す。

イベント期間中、中国熱帯農業科学院熱帯作物品種資源研究所と海南万泰農業科技発展有限公司は、矮性・密植栽培によるバンレイシの技術移転に関する協力契約を締結した。出席者らはまた、農業農村部(省)の天然ゴム、マンゴーなど熱帯作物の遺伝資源圃場を実地視察し、展示された100種を超える熱帯作物の新品種と50種類余りの新製品を見学した。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年9月3日

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