CO2で発電?中国、初の100kW級発電実証試験を完了

人民網日本語版 2026年09月07日10:57

中国航空エンジン集団(中国航発)動研所が開発した100キロワット(kW)級超臨界二酸化炭素(CO2)閉サイクル動力装置がこのほど発電実証試験を完了したことが9月3日、中国航発への取材で分かった。中国がこの出力規模のCO2動力装置について、定格出力での発電実証試験を完了したのは今回が初めてとなる。中国新聞網が伝えた。

超臨界CO2閉サイクル動力装置は、圧縮機、熱交換器、タービンなどで構成されており、CO2を作動媒体として、その強力な熱交換性能と圧縮時の低動力消費量などの特性を利用し、熱交換器を通じて外部から熱を吸収することで、高効率の動力出力を得る。

同じく閉サイクルで運転する従来の蒸気動力システムと比べ、CO2動力装置の主な優位性は、効率の向上、システムのコンパクト化、運転の柔軟性、環境性能などにあり、中小型ガスタービンの排気余熱発電、中小型工場の排ガス余熱発電、分散型エネルギーなど、設置スペースに厳しい制約がある用途により適している。

今回の試験において、装置は安定して運転し、各種性能データはいずれも設計基準を満たした。これにより、100kW級超臨界CO2閉サイクル動力技術の実現可能性と先進性が十分に検証された。産業分野における余熱利用効率の向上や、中国の従来産業のグリーン・低炭素化に向けた改造・高度化を推進する上で重要な意義を持つ。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年9月7日

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