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三浦春馬とリウ・シーシー、行定監督がタッグを組む恋愛映画 (2)

 現在ますます発展する中国映画市場を求め、隣国の日本・韓国から多くの監督たちがやってきて、頻繁に映画を撮影し始めている。しかし、中国における合作映画の成績はあまり芳しいとは言えない。昨年、韓国のホ・ジノ監督が中国の大物作家・脚本家の厳歌苓とタッグを組んで撮影した「危険な関係」は国慶節(建国記念日)の連休に公開されたにもかかわらず、5000万元(約8億3750万円)の興収しか上げられなかった。また、韓国の数多くのトップスターのMVを手がけるキム・スフン監督がメガホンをとった「新媽媽愛我一次」の成績も惨憺たるものだった。今年の11月には、日本の篠原哲雄監督による林志玲(リン・チーリン)主演の文芸ラブストーリー「スイートハート・チョコレート」が公開されたが、緩慢でくどいストーリー展開に非難が殺到し、わずか数百万元(数千万円)の興収に終わった。「カンナさん大成功です!」(06)の韓国キム・ヨンファ監督の中韓合作映画「ミスターゴー」の興行収入はヒットの基準となる1億元(約16億7500万円)のラインを超えたが、中国の製作会社・華誼兄弟が公開前に高らかに宣言していた3億元(約50億2500万円)の目標数字には遥かに及ばなかった。唯一、韓国のオ・ギファン監督による「別れの契約」が興収2億元(約33億5000万円)に近いヒットとなったが、この作品はオ・ギファン監督が2001年に撮影したイ・ヨンエ主演「ラスト・プレゼント」の中国リメイク版だ。このような例は他にもある。韓国のアン・ビョンギ監督が中国で撮影した「Bunshinsaba」(中国題:筆仙)シリーズの2作は、自身が韓国で手がけた「こっくりさん(分身娑婆)」(05)と「友引忌」(00)の中国リメイク版だ。このように日韓監督が中国で映画を撮る道は非常に険しい。映画を合作する過程で、図らずもコミュニケーションや中国化、中国の検閲といった問題に直面することになる。

 記者会見で行定監督は、「真夜中の五分前」は自身が手がけた初の日本映画ではない映画であり、今回初めて中国に来て撮影を行ったことを明らかにした。中国で映画を撮ることにした主な理由は、構想中の映画を撮るのに相応しい中国の製作会社(上海東方伝媒集団(SMG))に出会えたことが大きいという。行定監督は、「この物語は7年前に構想を始めたもので、もともとは日本で撮影するつもりだった。しかし、この物語を映画化するにふさわしい製作会社が見つからなかった。そこで、我々は考えを改め、外国でパートナーを探したところ、非常にいい製作会社に出会うことができた」と語った。また、「この作品は過去の自分の作品の焼き直しなどではなく、すべてが全く新しい試みだった。また、私にとってこの作品はラブストーリーというよりも、サスペンス映画に近い。映画を通して、観客に人を好きになることとはどんなものなのか、愛とはいったい何なのかを伝えたい」と意気込みを語った。

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