光で絵画を描くフィンランドの芸術家

　芸術家は一般に絵筆でキャンバスの上で作品を描くが、Janne Parviainenさんは違う。自分の幻想的なイメージを描くため、このフィンランドの芸術家は光を使って作画する手法をとり、しかもデジタル処理などはいっさい行わない。露出時間を長くし、またカメラのフレーム内で特定の光を移動することで作品を創作する彼は、絵画と撮影の美を融合させ、神秘的な人物を暗闇の中から螺旋形の光をともなって浮かび上がらせている。環球網が伝えた。

　Janne Parviainenさんの作品は、まるでネオの目を通じてみたマトリクスの世界のように、人間の日常生活に隠されたもう一つの真実の姿を明らかにしているかのようだ。彼のアイデアは人間の側に多くの幽霊の様な人が存在しているかのような奇妙な感覚を人々に与える。彼はミイラやドクロといった奇抜な形式を使って、思いがけない反応を呼び起こすことを好んでいる。「光を変えることで、写真に様々な人間のストーリーを盛り込み、人々の感情を呼び起こすことができる」と彼は説明する。（編集YH）

　「人民網日本語版」2013年11月28日