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中国測量隊員は早期に釣魚島に上陸して実地測量を行う

 「釣魚島(日本名・尖閣諸島)実測」、地理測量について、全国政協委員を務める李朋徳・国家測量地理情報局副局長が「中国の声」のインタビュー応じた。中国広播網が伝えた。

 「拡大すれば、この区域でわれわれがわれわれの領土と確定した釣魚島、黄尾島、南小島、北小島を含む諸島が見えるでしょう」。李氏はパソコンの画面上の地図を指し、家宝を数え上げるように釣魚島とその周辺島嶼の名称や位置について説明した。昨年中国が無人機を派遣して航空撮影した写真について、李氏は「釣魚島はカシューナッツに似た形をしているが、この『カシューナッツ』には起伏があるのか、洞窟があるのか。地表はどんな様子なのかを知るには、どんなに精密な航空撮影でもお手上げだ。このためわが国はできるだけ早く、適切な時期に、測量隊員を派遣して釣魚島に上陸し、実施測量を行う」と述べた。

 李氏は「これまで実地測量は行われておらず、基準の精度に達していない。最終的にはより直接的な方法によって、より精確な測量をしなければならない。情勢が比較的良い時に、測量隊員の身の安全を確保できる状況下で行いたい」と述べた。

 李氏は釣魚島に止まらず、地図上の中国の広大な領土、領海を指して「わが国は、一連の活動を始動して、測量範囲を全ての領海、釣魚島を含む全ての中国の島嶼にまで拡大するのに必要な技術条件をすでに備えている」と説明。「衛星だけでなく、無人機、自らの航空カメラ、自らのレーダー測量システム、さらに測量車、国産の測量機器・ソフトを持っている。わが国の国土であれば必ず測量しなければならない。これは国家の版図の測量者、防衛者として必ず尽くさなければならない義務だ」と指摘した。

 「天地図」は国家測量地理情報局の建設した、中国国内で最も権威ある地理情報サービスプラットフォーム。簡単に言えば多機能電子地図だ。李氏は「来年わが国は『資源三号』の2基目の衛星を打ち上げる。今ある衛星とともに画像データを送り、『天地図』上により完全で精確な地球を見られるようになる」と明かした。

 より精確な地図を手に入れれば、何に使えるのか?李氏は「『天地図』は衛星が撮影した地球の大きな写真のようなもので、その良い相棒が衛星測位システム『北斗』だ」と説明。「昨年12月にわれわれは北斗がすでにアジア太平洋地域をカバーし、GPSと互換性ある測位サービスを提供することを発表した。北斗、GPS、ロシアのグロナスといった具合に同一地点に対して衛星が増えることで、測位時間はより短縮され、精度はより高くなる。現在は測量に使われている。国の、たとえば路線バスの追跡、危険物の追跡にも使われている。1、2年内に庶民は携帯電話上で北斗に基づくGPSと互換性ある測位・ナビゲーションシステムを利用できるようになると信じている」と述べた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年3月12日

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