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中国が抗エイズ新薬を開発 臨床試験段階へ

 中国教育部(教育省)のウェブサイトによると、鄭州大学の常俊標教授の研究チームが開発したエイズ治療新薬「Azvudine」がこのほど、中国国家食品薬品監督管理総局の認可を得て臨床試験段階に入った。同新薬はエイズ患者の治療費用を大幅削減する可能性がある。京華時報が伝えた。

 Azvudineは鄭州大学などが共同開発したエイズウイルス逆転写反応(RT)抑制剤で、次世代エイズ治療薬とされている。臨床前の研究によると、同新薬は既存の抗エイズ薬と比べ、変異したHIVに対して遮断作用をより効果的に発揮することができ、低い薬物耐性と高い治療効果を特長とする。中国科学院昆明動物研究所が世界共通基準に基づき実施した試験によると、現在臨床用とされている抗エイズ薬の3TCと比べ、同新薬の活性度は1000−2000倍に達する。

 現在のエイズ治療薬は体内のHIVを根絶できず、長期的に服用する必要があり、薬物耐性と副作用が深刻で、さらに高額といった不足が存在する。しかし同新薬は低い薬物耐性と高い治療効果を特長としており、価格も海外から輸入される薬物を大きく下回る。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年5月22日

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