人民網ホームページ

中国が日本を追い抜き世界第2の映画市場に

  •  アメリカ映画協会(MPAA)はこのほど発表した報告で、2012年中国が日本を追い抜き米国に次ぐ世界第2の映画市場になったことを明らかにした。2012年中国の映画興行収入は前年比36%増の27億ドルに達した。
     報告は世界10大映画市場のうち、中国の伸びが最も大きいとしている。また、中南米、北米、アジア太平洋地域が押し上げる形で、世界全体の興行収入は6%増の347億ドルに達した。

百億興行下に繁栄している時代


■中国映画&映画賞

 最近、中国映画は海外の映画祭に大きな賞をとり、日本映画よりも注目を集めている。 何故中国の映画界はここまで発展し、こんなに世界的にも評価の高い映画を作れるようになったのでしょうか?

ハリウッド映画、中国市場を照準

  • 中日映画市場に差異 ハリウッド中国重視に
  •  現在、中国市場のハリウッド映画の人気は日本をはるかに上回っている。「ハリウッド・レポーター」誌の映画批評家トッド・マッカーシー氏は、中国の映画市場はハリウッドのビジネス戦略において無限の可能性を秘めていると指摘。

危機に直面する中国映画

  • 32%外国人、中国映画見たことない
  •  北京師範大学の中国文化国際伝播研究院はこのほど「シルバーブック:2011中国映画国際宣伝研究年度報告書」を発表した。それによると33%以上の外国人は中国映画について全く知識がなく、32.3%の英語を使用する外国人は「一度も中国映画を見たことがない」という。
  • 中国映画の特殊撮影の多くは外国の制作チームが制作
  •  映画でよく使われる特殊効果の専門家に取材したところ、特殊効果はすでに映画に不可欠のものとなっており、中国映画「金陵十三釵」や「西遊・降魔編」などでも撮影当初から外国の特殊撮影企業が参加しているという。

中国人の映画鑑賞能力?!


  • 日本で好評の「レ・ミゼラブル」、中国では不振
  •  日本の映画市場と比較してみると、昨年12月に公開された日本では、2月3日の時点で約40億円の数字をたたき出している。中国人の映画鑑賞能力が日本人より劣ることを示している」との声も上がっている。

中国映画の未来を切り開く