「ホビット」世界10億ドル突破　中国でのヒットが後押し

　ファンタジー映画巨編「ホビット　思いがけない冒険」が中国大陸部で華々しくデビューした。封切り後10日間の興行成績は2億5千万元近くに達し、全世界10億ドル突破を後押ししている。先月22日に3D/IMAX　3D映画として大型スクリーン対応でロードショー開始以来、大陸部3D市場を独占、視覚効果が映画ファンのハートをつかんだ。「環球網」が伝えた。

　「ホビット」は公開以来、パワフルな3D技術によりストーリーが細やかに描かれているのが大陸部ファンに高く評価されているほか、ロケ地・ニュージーランドのめくるめく美しさ、無限の草原、奥深い森林、仙境にも似たファンタジー王国……。すべてが観客にとって、主人公・ビルボ、またガンダルフや13人のドワーフの「思いがけない冒険」を体感させている。全編175分のうち160分は手に汗握るスリル満点の展開で、豊かで鮮やかなCG技術に息をつく暇もない。

　「次作の公開はいつ」と待ち焦がれるファンは多い。海外メディアによると、ワーナー・ブラザーズは北京時間1日、「ホビット三部作」最終章「ホビット　ゆきて帰りし物語」の公開を、予定の来年7月18日から同12月17日に延期すると発表した。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ初の夏休み公開は実現せず、映画ファンは半年待つことになる。第2作「ホビット：スマウグの荒らし場」ロードショーは予定通り、今年12月13日に始まる。（編集HT）

　「人民網日本語版」2013年3月6日