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表面的な「中国」を描くハリウッド映画 中国人、評価せず

007 スカイフォール

 007シリーズの中で、初めて中国大陸でロケーション撮影を行った「007 スカイフォール」は、外国映画に取り込まれた中国的要素への中国人の好奇心を再度かき立てた。西洋風にアレンジされた中国料理の味に慣れた外国人には、中国的要素がもたらす異国情緒に違和感はないだろうが、中国人の観客にとって、ご馳走に振りかけられた中国風香辛料は明らかに本場の味とは異なる。「中国風香辛料」を取り入れたハリウッド大作が中国人を満足させることは難しい。「新京報」が伝えた。

 中国的要素を無理やり入れても、中国人には評価されない

 英国の呉思田駐中国大使は007の新作映画を紹介する際、「プールから上がった後、ジェームス・ボンドが上海の夜景を眺めるシーンに注意してほしい。実は、このシーンは、ロンドンのカナリー・ワーフ埠頭にあるホテルで撮影されたものだ」と語った。

 映画の中の中国的要素には、あまり深い意味は込められていない。「ジェームス・ボンドが殺し屋を追ってガラス張りの高層ビルに入り、偶然魅力的な女性に出会う。この女性はミステリアスな過去を持つ美女でカジノに出入りしている。このプロットは正直、世界のあらゆる都市で起こりうるものであり、単に製作者がこのシーンの設定を中国にしただけ」米国メディアは、最近頻繁に中国的要素を取り入れた外国映画を頻繁に見かける決まりの悪さについて報道した。

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